「The YouTube Interview with President Obama」が昨日公開されました。先週のObama(オバマ)大統領の一般教書演説に関する、YouTubeを使った市民からのヴィデオ質問です。大統領選挙キャンペーン中で、大いに活用されたインタラクティブなYouTubeをプラットフォームとして、直接国民の疑問に答えるヴィデオです。
もちろん失業率は相変わらず二桁で、「雇用創出」が最も大きな米国民の願いであることは変わりません。ただし、大統領は、おとといの一般教書演説で、「リセットボタン」を押して、米国民と「Re-engagement(再エンゲージメント)」を試みました。その直後のGDPのグッドニュースですし、今日大統領は共和党とFace to Face(対面)で、TVカメラを入れて、1時間半にわたってスピーチおよび質疑応答を行っています。
昨日は2人の超優秀なマーケターの登場で米国は盛り上がっていました。最初は地元サンフランシスコで新製品を発表したAppleのCEOのSteve Jobs(スティーブ・ジョブズ)です。私も、Yerba Buena Center of Artsから招待されたレポーターによって、どんどんライブでアップデイトされる彼らのTweetを読みながら、私のアカウントで笑いながらTweetしていました。Twitterの面白さは、Tweetererの感情的なリアクションが見られる点で、140文字で表された感情表現は、製品への批判でありながらも非常に面白く、コピーライターも中々こうは書けないという名コピーが多く、エンジョイしました。これはまたあとで、エントリします。
夕方から登場したのは、Obama(オバマ)大統領で、支持率が下降する中で、「State of the Union Adress(一般教書演説)」を行いました。米国民に、直接大統領の言葉で、2010年の米国の向かう道筋を説明する大事な演説です。スピーチの全文はここで読めます。ヴィデオは以下です。1時間11分のスピーチの中で、大統領は91回のアプローズ(拍手喝采)、58回のスタンディングオベーション(立ち上がって拍手喝采)を得て、その中に共和党の40回も含まれています。
スピーチのキーワードは以下です。
Job(雇用) 24, Economy (経済)14, Goverment(政府) 12, Deflicit(赤字予算) 11, Green energy(グリーンなエネルギー)10, Reform (再建)10, Banks(銀行) 8, Change(変革) 7, Taxes(税金) 7, Small business (スモールビジネス)7, Health Care(ヘルスケア) 6, Gay(ゲイ) 1
「Dr. No(すべての大統領の政策に反対する)」と化した共和党も、大統領が「米国はNo2のポジションを受け入れることはできない」と訴えると、両党から「We're number one! We're number one! We're number one!(我々はNo1)」というチャントとスタンディングオベーションが生まれました。他の国からは見ると、傲慢な米国的な態度と思われるかもしれませんが、私から見ると「若者のOptimsmの反映」といった印象で、世界の中で誰かがこのナイーブとも言うべきエネルギーを持ち続けることが必要だと感じました。
しかし、この広告は、事実や論理を無理やり捻じ曲げて、ヘルスケアリフォームを人種差別でくるむという、非常に悪意に満ちたテーマのツイストです。もちろん、常識のある人は「何を馬鹿なことを言っているんだ」と一笑に付すかもしれませんが、問題はこういうプロパガンダをそのまま信じてしまう人たちが、米国に多く存在するというリアリティです。このヴィデオは、Congressional Black Caucusのディナーで、Jesse Jacksonが、黒人下院議員に向かって語ったスピーチの中の発言「You can't vote against health care and call yourself a black man」をモチーフにして制作されていますが、言うまでもなく、この発言に関して、オバマ大統領にできることは何もありません。
おとといは、オバマ政権初のSate Dinnerがホワイトハウスで行われ、米国の軍事外交上非常に重要な意味を持つインド首相夫妻が招待されました。フォーストレディは、この晩餐会の前に、State Dinnerの重要性と歴史的な意味を、White House Leadership and Mentoring Programの若い女性たちを招いて、説明しています。
ただし、今日は人々が家族揃って食卓につけるコトを感謝する日です。いろんな暗い話題は横において、家族と楽しく過ごす、あるいは恵まれない人たちへのチャリティやボランティアワークするという話題も目に付きます。サンフランシスコクロニクルにでていた今朝の記事では、なんとHells Angelsのメンバーが、ホームレスをサポートする団体St. Anthony Foundationのダイニングルームで、七面鳥のディッシュの準備をしているボランティア活動が掲載されていました。私も10年前に、この団体の様々な社会貢献のプログラムを取材したことがありますが、あのダイニングルームにヘルスエンジェルスの革ジャンを着たメンバーが一生懸命七面鳥を切り分けている姿は、やはり感謝祭ならでは光景です。
私が個人的に大統領に感心することは、大統領はもちろん疲れは見えますが、相変わらず「Cool as a cucumber(英語の言い回し:キューリのように冷静)」で、決して感情的なリアクションを起こさない点です。この過酷な状況下で、「米国の「Commander in Chief(最高司令官)」として、世界最大の責任を有するオバマ大統領は、私や家族の命に関わる「下駄を預ける」には、やはり最適だと思います。リアクション型の共和党大統領候補者のMcCain(マケイン)とPalin(ペイリン)が、もし今政権担当者だったら、私は枕を高くして寝ていられないと思います。
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